仏像めぐり
一年中、何かしらの花が咲いている海蔵寺だが、流石に今の時季は、水仙くらいしか花は見られず。
梅もまだまだ咲きはじめ。
こうなると、普段はあまり目のとまらない物に視線が向く。
苔、茅葺き屋根、木の幹。
これはこれで面白い。
そして、花は無くても、やはり見応え十分なのは仏像。
海蔵寺の拝殿は、静かで人もなく、仏像達と向き合う感じ。
どちらかと言えば、何体もの仏像からこちらが観られている感じすらしてくる。
海蔵寺を出て坂を下り、横須賀線のガードを潜ると、海蔵寺岩船地蔵堂がある。
T字路の角にポツンとあるお堂だ。
扉は開いていないが、僅かに覗ける穴が設けてあり。
「天気のよい日は仏像が見えます」的な貼り紙がある。
覗いてみる。
お堂の中は意外にも明るく。柔らかな光。
本当にやさしい顔。
ふっくらとした頬と顎の線が、柔らかささえ感じさせる。
その前を何度も通っていたのに、初めての出会いだった。
何だか、仏像めぐりにハマりそう。
鎌倉には、凄い数の仏像があるから、ジョギングがてら回るのも好いな。
そう言えば、先週の「美の壷」は仏像観賞だった筈。
録画しているので、今夜観てみよう。